こんにちは、ワタナベです。

今日は僕のオススメの映画監督の作品を紹介したいと思います。

「ジム・ジャームッシュ」

彼の作品には派手なアクションや感動、笑いというものはほとんどありません。

（ただクスッとさせられるとこをは多々あり）

しかし彼が作り出す独特な世界観や「間」、個性的な人物、そして流れるサウンドやショットは魅力にあふれています。

まさに浸るような映画です。

彼の映画はよく音楽のようだと言われるようですが、まさしくその通りだと思います。

あと横から歩くシーンを長回しで撮るところが最高です。

「パーマネントバケーション」

1980年製作

彼の大学の卒業制作として製作された作品です。

教授陣からはかなりの酷評だったとか。。。しかしその後、世界中で公開されるようになってしまいました。

この頃から横から歩くシーンを流し撮りする手法は健在です。

なんといっても部屋でのダンスシーンが見物です。

2:15

「ストレンジャー・ザン・パラダイス」

1984年製作

３人の噛み合ない雰囲気が最高のロードムービーです。

「新世界」「一年後」「パラダイス」という３部作に構成されているこの作品ですが、

登場人物は３人のみ。ウィリーとエディ、エヴァの３人のなんてことない日々。

そして最後まで特に何も起こらない。ハッピーでもバットでもない。

だけれども、また見たくなるような映画で、映像です。

ちなみに、エヴァ役のエスター・バリントがとっても可愛いです。

2:43

「ダウンバイロー」

1986年製作

こちらもロードムービーです。

物語はニューオーリンズ。

牢獄で出会ったジャック（ジョン・ルーリー）、ザック（トム・ウェイツ）、ロベルト（ロベルト・ベニーニ）の３人が

脱獄して逃走するという。。。

そして最後の分かれ道のシーンは最高です。

この映画に出演しているトム・ウェイツの歌が元で撮られた作品としても有名です。

3:20

どの作品も全てそこに登場するメンバーたちのやりとりを、ただずっと観ているだけで

何か大きなアクションがあるわけでも、サプライズがあるわけでもないんです。

それでも、この登場人物たちに引き込まれるような魅力と映像は本当に素敵です。

まだたくさんジム・ジャームッシュの作品はありますが、この初期の３作品はオススメです。